成功者は「長所」で勝負する トム・ラス「さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0」
長所を伸ばす、という言葉は聞いたことがあると思います。しかし、日本人の多くの方は短所を直す教育を受けてきたのではないかと思います。
本書は短所に目が行きがちな日本人に向けて、長所を伸ばすことのメリット、そして成功する人はすべからく自分の長所で勝負していることを伝えてくれる名著だと思います。
さあ、皆さんも本書を手に取って才能に目覚めましょう!
ストレングスファインダーとは?
著者であるトム・ラス先生は40年もの間「人間の強み」に関する研究をされていました。その研究の集大成として人々の間に共通する資質を34個(←34個ってすごくないですか)にも分類し、評価する仕組みを開発しました。この仕組みこそがストレングスファインダーです。
ストレングスファインダー2.0は第一弾の発表から十数年の時を経て、さらに洗練されたパワーアップバージョンなのです。
強みを知ったからどうなの?
確かに強みを知ったからと言って、それをうまくいかせるとは限りませんし、短所をないがしろにするわけにもいかんだろ、とは思います。しかし、
毎日強みに取り組む機会がある人は、ない人よりも6倍も意欲的かつ生産的に仕事に打ち込む傾向があり、総じて「生活の質がとても高い」と述べる傾向が3倍以上にのぼることが、私たちの研究で分かっている。
引用:「さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0」
と本書の冒頭部分で述べられています。また短所については
職場自分の強みを発揮できないとなると、あなたは次のような状態に陥っている可能性がある。
引用:「さあ、才能に目覚めよう ストレングスファインダー2.0」
- 仕事に行くのが不安だ
- 同僚とは積極的というよりも消極的にかかわる
- 顧客をないがしろにする
- 勤務先がいかに悲惨かを友人に語る
- 日々の達成率は低調だ
- 前向きに考えられず、創造的でなくなる
こんな状態に陥ってはいないでしょうか。私がとあるアルバイト先で接客販売の仕事をしているときはまさにこんな感じでした。バイト仲間とはそこそこ仲が良かったのでそんなことはなかったのですが、それ以外は見事に当てはまっていますね。きっとそのバイト先が悪いということではなかった思います。いきいきとしていた人もいましたので。
皆さんのモチベーションが高い状態で仕事したいですよね。では日々をいきいきと過ごすためにはどうしたらよいのでしょうか?
ストレングスファインダーテストを受けてみよう!
巻末付録にシリアルコードがついていて、テストを受けることによって自分の持つ資質トップ5がわかるようになっています。本書には34個のそれぞれの資質を持つ人の特性やどんな行動をとったら良いか、またどんな資質を持つ人と付き合うと上手くいくのかが丁寧に解説されています。
ちなみに私がテストを受けた結果は
- 回復志向
- 分析思考
- 内省
- 公平性
- 調和性
でした。また友達はこれとは全く違う結果でしたので日本人だから同じような傾向になるというわけでもないようですので、安心ですね(笑)。
ほかにどんな資質があるのか気になる方は、ぜひ書店に行って本書を手に取ってみてください!
まとめ!
短所を直すのではなく長所を伸ばすことによってより良い結果を生み出していこうという本書。長所を仕事で生かす機会がある人はそうでない人に比べて何倍もの結果を出せるのでしたね。
- 仕事で伸び悩んでいる方
- 自分がどんな人間なのか知りたい方
- 面接を控えて就活する方
にぜひ読んでいただきたい一冊ですね!本書を読んだ方がより良いステージにステップアップされることを願っています。
それでは今回はこの辺で~。また次の機会でお会いしましょう。ばいばい!!